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土用の虫干し 大切なものは陰干しをして夏を迎えよう!屋台蔵も虫干し? [暦・イベント]

土用の虫干しは夏に行う雑節として知られている。

土用の虫干し.jpg
土用の虫干しとは?また土用って??

もともとは土旺用事(どおうようじ)と呼ばれるもので、略して”土用”と呼ばれいる。

”土用”とは次の季節へ移り変わるための準備・調整をする期間というところだろうか。

期間は、立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間である。
2015年の土用は以下になっている。

冬土用:1月17日~2月3日 (太陽黄径297度)
春土用:4月17日~5月5日 (太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月7日 (太陽黄径117度)
秋土用:10月21日~11月7日 (太陽黄径207度)

夏土用は、梅雨明けの時期と重なる。
だからこそ、湿気が多く発生しカビや虫といったのが湧いてくる時期である。
害虫などから衣類や書籍を守るために、風通しの良い場所で陰干しをするのだ。
これが土用の虫干しである。


また、土用の虫干し同様に、
田んぼの水を干からびさせ、土をひび割れ状態にすることで雑菌の繁殖を抑える”田の土用干し”。
梅を塩漬けにした後3日ほど日干しする”梅の土用干し”。
これらも同時期に行われるようだ。


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屋台蔵を土用の虫干し
兵庫県姫路市にある生矢神社という場所では土用の虫干しが行われている。

実はこの神社、秋期に生矢神社秋祭りというイベントをやっていて
目玉となる屋台蔵を虫干ししているのだ。
生矢神社 秋季例大祭.jpg

この土用虫干しの様子を一般公開している珍しい場所で、
観光に一目屋台蔵を見ようとする人もいるようだ。
土用の虫干し 屋台2.jpg


今となっては土用の虫干しと言いながらやっている人もそうはいないかもしれない。
しかし、土用の虫干しという用語は知らなくても、
用法は受け継がれているのは確かではないか。


実際のところ、雑菌だらけの臭い衣服やカビの生えてしまった衣服、
放置されたままの汚い本など考えただけでも触りたくはないだろう?
私自身も雑菌つきの臭い衣服は嫌だし、ホコリの被っていない本を利用したい。


だからこそ、土用の虫干しという行事に沿って、
梅雨明け後の期間に干しておくいい機会だとおもうが。

もしも、土用の虫干しをやったことがないという人はこれを機に実践して、
暑い夏に向け準備をするのもいいだろう。


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