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ギリシャが破綻したらどうなる…、日本への影響どんなものか [経済]

ギリシャが破綻の危機!どうなるかというのを解明すると…?

いま、経済ニュースはこの話題で持ちきりだ。
ギリシャの財政破綻問題、ユーロ圏に留まるか否か


ギリシャはすでに破綻の危機だ。
あと一歩間違えれば、本当に破滅するところまできている。  
この先どうなるのだろうか…


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とりあえずは原因、何が一体悪かったのか?


結果から言えば、こんなことになった
のはギリシャ自身のせいである。


そして大きな原因が2つある。
1つ目は、ギリシャがウソをついていたこと、つまり隠蔽だ。

ギリシャが本当の財政を隠していた、ということだ。

これの始まりが、2001年のEU(ヨーロッパ連合)
に加盟するところからこの財政隠蔽が始まっていたのだ。


わかりやすく順を追って羅列していこう。




ギリシャはEUの加盟を希望していた。
しかし、EU加盟の基準を全く満たせていなかった。
過去200年で100回近くのデフォルトを出しているギリシャ。

※基準:「各国の財政赤字はGDPの3%以内であること」
        
         ↓

ギリシャはここで、財政の赤字を隠蔽
ウソをついたまま、2001年のEUへ加盟。

ここから、財政を建て直せず、どんどん赤字か肥大化していく…

         ↓

そして、2010年。ギリシャで政権交代が起こる。
これがきっかけで、ギリシャの赤字のウソがバレることになった。

ギリシャの危機、破綻へのカウントダウンが始まった。

         ↓

新政権が財政再建を開始する。
隣国のドイツ・フランスから「3年は財政再建に尽力しないと支援しない」と拒否。
EU・IMFに融資を要請することに。

結果…
EU・IMFから、3年間で1200億ユーロを借り、
300億ユーロの赤字削減に成功!

         ↓

だが、それまでに問題も多発。
・急な財政再建に市民が反発、デモが幾度と起こる。
・ユーロ圏内なため、景気がなかなか回復せず…

         ↓

そして2015年、抱えていた爆弾も破裂寸前まできた。

財政の建て直しに限界がきてしまい、デフォルトの可能性が濃厚となってきた。

詰まるところ、破綻ということだ。

         ↓

しかし、EU加盟国ということもあり、デフォルトしてしまうと、世界経済
特にヨーロッパ経済の混乱は避けられない。

それだけは回避しようと、ドイツ・フランスなどが
条件を出してEUへ留まるように呼びかけているが、

現在でもそれには応じず、平行線の状態だ。




実に自分勝手が過ぎるというものだ。
財政悪化は自国責任、
いまの現状も自国の怠惰が招いた結果だ。


周りは被害を被っているだけだ。




2つ目は、ギリシャの政策である。

ここまで赤字が膨らんだのは、
間違いなくギリシャが行ってきた制度、政策によるものだ。


★公務員が優遇されすぎていること!
国内の公務員の多さ、高い給与は理由の一つだ。

公務員の給与は民間の3倍、
さらに総人口の1割が公務員という、無茶苦茶な待遇だ。


★豊富な年金の支給!
EU加入により、借金がやりやすくなった、
それにより、財布のヒモが緩んでいった…


★脱税の横行が激しい!
ギリシャは小売店ですら正式なレシートを発行していないようだ…
簡単に言うと、売上をごまかし、税金を安くしているということ。



惨状はこんな感じである。
やりたい放題し放題とはこのことをいうのだろう。


こんなことをしていたのでは、
国の財政圧迫、赤字の肥大化は必然だったとすら言えるだろう。


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日本への影響どのように出るのか?


実際にギリシャでデフォルト、
つまり債務不履行により破綻してしまった場合、
日本への影響は出るのだろうか?


というのが、我々が一番気になるところだ。


日本への影響はかなり限定的に及ぼすとの見方が大勢である。


つまり、荒れる可能性があるのは株式市場だ。


もし、破綻を起こしてしまった場合、
ユーロ圏の離脱、そこから単一通貨・ユーロの信用が
無くなる。


それが世界経済に波紋を呼んだ場合、
株価が下落することが濃厚となってくるということだ。



ニッセイの研究員は、
「日本の金融機関は、ギリシャの国債をほとんどもっていないので、
この問題自体が日本の金融機関に及ぼす影響は限られていると思う。ただ、
この問題が、ほかのユーロ圏の国々の国債に影響を及ぼしたり、
ユーロ相場が大きく動いた場合に間接的な影響が及んでくる可能性はあるかもしれない。
もともとユーロ圏全体と日本との貿易額は、
アメリカや中国と比べても小さいので、
日本経済が直接的に打撃を受けるという可能性は小さいだろう」


意見を聞く限りでは、日本への影響は小さいようだ。



ギリシャのデフォルトまでは、すでに1日を切っている。

さらには、借金の返済はいまのギリシャには不可能である、
と首相もコメントを残している。


破綻か現状維持か…


行く末をもう少し静観するとしよう。


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