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エルニーニョ・ラニーニャ現象で影響はどの程度?日本での影響の違いとは?? [気象・地震・台風]

エルニーニョ・ラニーニャ現象による影響の大きさとその違い

エルニーニョ現象とラニーニャ現象はそれぞれ発生から範囲はかなり大きく、世界的に影響を及ぼすほどの異常気象だ。

季節にもよるが、エルニーニョ現象により大雨や暴風、大雪など…季節ごとに発生する天候が異常なものとなる影響があるようだ。
また、ラニーニャ現象ではエルニーニョと反対の異常気象が起こる、小雨や干ばつ、小雪…という具合に起こる現象も全くの逆だ。

エルニーニョ・ラニーニャ現象ともに東太平洋の赤道付近の海水温の上下が影響元だが、
範囲はオセアニア・アジア・北米・南米と世界的に影響を及ぼすことがわかっている。

もちろん日本も例外ではない。むしろ、多くの天候ある日本にこそ影響は大きく感じるだろう。

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エルニーニョ現象
エルニーニョ現象とは、東太平洋の赤道付近(ガラパゴス諸島付近・ペルー沖付近のこと)の海水温が上昇することである。平均温度が1〜2度上昇するようだ。

1998年にかけて発生した、20世紀最大のエルニーニョでは温度が5度も上昇したようだ。
発生するメカニズムについては、未だ解明されてはいないが、この年にも天候が大いに荒れたとの話だ。


また、これを機に、エルニーニョの予報モデルが完成したが、先ほども言ったがメカニズムが解明できていないために、この予報は必ずしも当たらなかった。


エルニーニョの影響により海水温の上昇、海域の大気の温度の変化、そして気圧変化となって大気の流れに影響し、全世界へ影響を及ぼしていく…。

このように気圧や温度などが遠隔地間で強調しながら変化することをテレコネクションという。



ラニーニャ現象
ラニーニャ現象とは、エルニーニョ同様に東太平洋の赤道付近(ガラパゴス諸島付近・ペルー沖付近のこと)の海水温が低下することである。

スペイン語でそれぞれ、
エルニーニョ→「男の子」
ラニーニャ→「女の子」
と呼び、この現象が毎年12月頃の発生し、地元スペインの間では、クリスマスの時期と被ったことから、スペイン語でイエス・キリストを指すようになりそれが「エルニーニョ=男の子」となった。

ラニーニャは逆の現象から「ラニーニャ=女の子」と名付けられ、呼ばれるようになった。


エルニーニョと同様に世界的に影響を及ぼすが異常現象も逆が起こることが多い。
さらに発生域が顕著で局地的に現れることが多いようだ。
エルニーニョ現象反動でラニーニャ現象が発生するとも言われているようだ。

2015年6月7日にエルニーニョ現象がの発生が確認されたため、翌年はラニーニャ現象が起こる可能性が高いようだ。
20世紀からいつ起こったのかを表にして見ても、数年続く場合もあるが、基本的にはエルニーニョ・ラニーニャ現象が交互に起こっているのがわかる。

エルニーニョ・ラニーニャ.png
上記写真は、気象庁の観測と推計による、
1868年以降の北緯4度 - 南緯4度から西経90度 - 西経150度海域の表面海水温の変化。
赤はエルニーニョ青はラニーニャ


エルニーニョ・ラニーニャ現象の違い

原因がわかっていない以上、推測の域を出ないのが現状だ。
違いとはいっても、この2つの現象を分けて考えてはいけない。
先ほども言ったが、エルニーニョの反動による影響でラニーニャが、
ラニーニャによる反動の影響でエルニーニョが起こるとされている。つまり、表と裏のような関係だ。

いまでは、研究も進んでいる。
南方振動(ENSO)と呼ばれる1種の連動システムがあることがわかっており、エルニーニョ・ラニーニャ現象はこのシステムの中で繰り返し変動する際に起こっている現象だと考えられるようになったみたいだ。

異常現象が起こる中で、発生場所・異常天候・期間、これらには違いがあるとは思うが、原因元は一緒と考えるべきだろう。


エルニーニョ・ラニーニャ現象に関する影響や違いといった研究は今後も必要だと考えている。
これだけに世界規模の異常現象などそうない、しかし対抗策はないに等しい。
ということは、今でさえ解明されていないのに、これ以上の異常現象があっても対処する方法が皆無なのだ。

自然現象だから仕方がない…
と言ってしまえば終わりだろうが、
では日本で考えてみよう。

日本は地震大国であり、火山も多くある国だ。
エルニーニョ・ラニーニャ現象によってこれらが助長され、規模が大きくなった時耐えられるだろうか?


耐えられないにしても、準備ができていないのであれば一巻の終わりだろう。


と、このような場合になることもあるかもしれない。


わかっていないことは知ることによって対処が可能だ。
だからこそ世界規模で起こるこれらの異常気象を解明できれば、世界の真相にも迫れるかもしれない。

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